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鍼灸治療・整体・水素療法・物理療法について

病因論について#丹波市の整体・鍼灸院なら丹波からだ工房#

病因論

)概要

  • 発病因子

外感…外因➡六淫(風・寒・暑・湿・燥・火) + 疫癘(伝染病)

 

病因     内因➡七情(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)

内傷

不内外因➡飲食・労倦・房事・外傷など

2)外感  

(1) 風

① 陽邪で上部を犯しやすい。

② 衛気を犯しやすい。

③ 動きやすく、変化しやすい(遊走性)。

④ 百病の長

(2) 寒

① 陰邪で陽気を損傷しやすい。

② 気血を凝滞させて、痛みを起こす(凝滞性)。

③ 収縮・収斂の作用を持つ(吸引性)。

(3) 暑

① 性は炎熱=炎上性

② 陽邪で昇散、気や津液を損傷しやすい。

③ 湿邪を伴うことが多い。(暑=熱+湿)

(4) 湿

① 陰邪で下部を犯しやすい。

② 湿は重く、停滞する。(重濁性、粘滞性)

③ 湿は、脾胃を犯しやすい。

(5) 燥

① 陽邪で乾燥させる働きがあり、津液を損傷しやすい。(乾燥性)

② 肺を傷つけやすい。

(6) 火

① 上昇しやすい(炎上性)。

② 陽邪で、気や津液を損傷しやすい。

③ 生風、動血しやすい。

④ 腫瘍を形成しやすい。

(7) 疫癘

疫気・癘気・疫毒・疫邪・乖戻之気(かいれいのき)・瘟疫(うんえき)・毒気・戻気・異気・雑気 など

  発病は急で、症状も重篤である。

3)内傷  

(1) 内因

① 七情

特定の感情の過多は特定の内臓の疾病を引き起こす。

七情 憂・悲 恐・驚
内臓

陰証=裏・寒・虚証

※ 虚に乗じて外邪が侵入すれば、陽性の症状を現す。

(2) 不内外因

① 飲食

脾は運化を主り、胃は受納を主る。飲食の不摂生は、まず脾胃を損傷する。

② 労倦

五労・・・久行、久使、久坐、久臥、久立

長期間体を動かさないと、気血のめぐりが悪くなり、脾胃の働きが衰える。

③ 房事

房事不摂生は、腎精を消耗する。

④ 外傷

打撲、捻挫、切傷、骨折などがあり、外傷後は体内に悪血が停滞しやすい。

五臓六腑の六腑について#丹波市の整体・鍼灸院なら丹波からだ工房#

六腑

(1)胆【中正の官】

① 胆は、決断や勇気を主る。

② 胆は、精汁(胆汁)を蔵する。

③ 胆は、奇恒の腑のひとつである。

(2)胃【倉廩の官】

① 脾とともに消化吸収を行う。水穀の受納・腐熟を主る(水穀の海)。

② 通降を主る。

胃は、飲食物を受納・腐熟したのち、これを小腸に移すと同時に消化吸収する働きを持っている。

③ 降濁を主る。

水穀の精微は脾と小腸へ、不要物である濁気を大腸まで送る一連の作用をいう。

(3)小腸【受盛の官】

① 清濁の泌別を主る。

胃から送られてきた糟粕(飲食物のかす)を受け取り、内容物をさらに消化し、澄んだ清いもの(水穀の精微)と濁ったものに分け、清いものは脾を通して全身へ送り、濁ったものは蘭門で水分と固形分に分けられ、水分は膀胱へ、固形物は大腸へ送られる。

(4)大腸【伝導の官】

① 糟粕(そうはく)の伝化を主る。

(5)膀胱【州都の官】

① 貯尿・排尿作用を主る。

(6)三焦【決涜の官】

① 水液運行の通路。

② 体温調節作用、気血津液の調整作用、輸瀉作用の三つを行う。

五臓六腑の五臓について#丹波市の整体・鍼灸院なら丹波からだ工房#

五臓とは、心・肝・脾・肺・腎のことをいう。

(1)心【君主の官】   ※心包は、【臣使の官】

① 心は神を蔵し、五臓六腑を統括する。「生の本」「君主の官」「五臓六腑の大主」

② 心は血脈を主る。

③ 心の状態は、顔面の色艶に反映する。

④ 心は。舌に開竅する。

⑤ 心の液は汗である。

(2)肝【将軍の官】

① 肝は魂を蔵し、判断力や計画性などの精神活動を支配する。

② 肝は血を蔵す。

③ 肝は筋を主る。

④ 肝の状態は爪に反映する。

⑤ 肝は目に開竅する。

⑥ 肝の液は涙である。

⑦ 肝は疏泄を主る。肝気がのびやかであれば気も順調にめぐり、精神ものびやかで葛藤もなく、胆汁の分泌もよく、脾胃の消化を助ける。疏泄の働きが悪くなると気滞、精神抗鬱、イライラして怒りっぽくなる(肝鬱気滞)。

(3)脾【倉廩の官】

① 脾は営気を蔵し、後天の本となる。

② 脾は、運化・昇清・統血を主る。脾は胃と一体となって働き、飲食物の消化や吸収を司り、後天の精を取り出し、肺へ送り(昇清)、気・血・津液に変化して全身に送り出す(水穀の運化)。

統血とは、営気を脈中に送ることにより、血が脈外に漏れずに、順調にめぐるようにする働きである。

③ 脾は肌肉を主る。

④ 脾は口に開竅し、その状態は唇に反映する。

⑤ 脾は津液を作り出す。

⑥ 脾の液は涎である。

(4)肺【相傅の官】

① 肺は気を主り、心を扶けて、臓腑や器官の働きを調節する。

② 肺は皮毛を主る。

③ 肺は鼻に開竅し、その液は涕である。

④ 肺は宣発・粛降を主り、水の上源となる。宣発とは濁気を吐き出したり、津液と気を全体に散布したり、腠理を調節することを指す。粛降とは、清気を吸い込んだり、津液を腎・膀胱に下輸したり、気道を清潔にすることを指す。

(5)腎【作強の官】

① 腎は、精を蔵し、生命力の根源である原気をもたらす。

② 腎は、津液(水)を主り、全身の水分代謝を調節する。

③ 腎は、骨を主り、その状態は髪に反映する。

④ 腎は、耳と二陰に開竅する。

⑤ 腎の液は、唾である。

⑥ 腎は、納気を主る。

肺は呼気を主り、腎は吸気を主る。

臨床 腎不納気;少し歩いただけでも息切れする。呼吸困難

気・血・津液の関係について#丹波市の整体・鍼灸院なら丹波からだ工房#

(1)気と血の関係

① 気は血の帥・・・気の血に対する3つの優位的作用をいう。

1.生血「気は血を生ずる」

臨床 気虚が進行すると血虚を起こしやすい。

2.行血「気は血を行(めぐ)らせる」

臨床 気虚あるいは気滞が起きると、しばしば血行不良となり、血瘀へと発展することがある。

3.摂血「気は血を摂す」

臨床 気虚により摂血作用が低下すると、各種の出血症状が出現しやすくなる。

② 血は気の母

臨床 大出血、大量の汗は気を消耗させる。

③ 気は陽に属し、血は陰に属す。

(2)気と津液の関係

① 津液は脾胃によって水穀から生成される。したがって、脾胃の気が盛んであれば津液の生産性は充足するが、脾胃の気が虚弱になると津液は不足する。

津液の働きについて#丹波市の整体・鍼灸院なら丹波からだ工房#

水穀の精微から作られ胃に入った後、脾によって消化吸収され津液となる。

津液とは、人体内の正常な水分のことをいい、各臓腑、組織器官内の液体と正常な分泌物も含む。

津液は陰に属し、その働きは潤すことで、臓腑、筋肉、毛髪、粘膜を潤し、関節の働きを円滑にするなどの働きをしている。

脳髄を養い三焦と関係が深い。

津液は脾胃・肺・腎膀胱と関係が深く、脾胃は津液を分離し肺へ送る。肺は津液を全身に送る。腎膀胱は不要なものを尿として排泄する。