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臓腑病証①心の病証について#丹波市の整体・鍼灸院なら丹波からだ工房#

(1)心の病証

  心気虚  

 《原因》❶ 心の気の不足、先天の不足や情動の失調、慢性病、加齢に伴う臓器機能の衰退により起こる。

 《病証》❶ 心悸(動悸)を主症とする。胸悶、気短(短気;気虚による息切れ)、倦怠、自汗

 ②心陽虚

 《原因》❶ 長期にわたる心気虚、突然の重い病による陽の損傷

 《病証》❶ 心悸、胸痛、虚寒による畏寒、四肢の冷え、また胸悶や気虚による症候を伴う。

 ③ 心血虚

 《原因》❶ 七情加度による陰血の消耗、出血加度による心血の減少、飲食物の摂取不足、熱傷による陰血の損傷 

 《病証》❶  心悸、不眠、めまい、健忘

 ④ 心陰虚

 《原因》❶ 心の陰液が不足して心神の栄養が悪くなり、心の神を主る機能が減退して現れる病証である。陰血の損傷により虚熱が生じることもあり、心陰の不足による心火の亢進(熱象)を伴うこともある。

 《病証》❶ 心悸、不眠、五心煩熱(五心;手2足裏2心臓1)

 ⑤心火の亢進

 《原因》❶ 心火により心神が影響を受けて起こる病証である。五志の異常、六淫の邪の熱化、酒やたばこ・辛い物の過度の摂取、湿熱性の漢方薬の長期使用

 《病証》❶ 心悸、胸部の煩熱感、不眠、尿赤

    ❷ 心神への影響として軽症なものには、煩躁、不眠。重症なものには狂乱(瘀阻)、うわごと、意識障害。口舌に瘡(口内炎)を形成するものもある。

 ⑥心脈の阻滞(瘀血)

 《原因》❶ 血を推動する作用や温煦する作用が低下すると、血行障害が起こり瘀血が形成される。

 《病証》❶ 心悸、背部に放散する胸痛、胸悶