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人間万事塞翁が馬

今日から本院にインターネットが繋がるようになりました。ブログを始めます。

こうして、施術院を開業できるようになったことは、私にとっては奇跡です。自分の体のことで、何度も何度も「もう無理・・・、良くならない・・・。」と思う日々が5年ほど続きました。重くて分厚い鉄の扉が上からゆっくりと降りてくるような感覚でした。もう10cmで閉まってしまう・・・。でも、持ち上げる気力もない・・・。99%はあきらめの心境でいましたが、1%の可能性にかけて、あちこちの治療法を頼るとともに、自分でも施術についての学習を深めて参りました。

 人間万事塞翁が馬という故事があります。人間(じんかん)とは、世間・世の中のことです。世の中は何事も塞翁の馬のようなものです。禍福はあざなえる繩の如く、災いと幸福は表裏一体で、まるで寄り合わせた繩のようにかわるがわるやってくるものです。そう信じて5年間過ごしてきたように思います。

ここに至るまで支えてくれた家族、施術に関するよいご教示をいただいた先生方、また何気なく支えていただいた方々に深く感謝致します。

今、私が日々痛切に思うことは、当たり前のことですが「命は尊い」ということです。若い日に、ある整骨院で故意に背骨を傷められて以来、苦しんで参りました。この職業は、心と技術の両面が整わないとできない職業だと思います。そのことをしっかりと核に据えれば、こんなに素晴らしい職業はないとさえ思えます。

別の仕事(それが当時の本業)を持ちながら、この世界の学校に入ったのが18年前になります。当時は、自分の体が良くなれば・・・とだけ考えていました。しかし、段々と悪化した結果、最後はその仕事を退き、良き施術者・良き療法を求めて再び医療学校の門を叩きました。

自分で施術院を立ち上げた今は、「治療家にになりたい。慰安ではなく、治したい。」という思い一点です。残る人生で如何に多くの人を治せるかということです。